
先週につづいて(鈴本演芸場)、今回は“いつもの”池袋演芸場・最前列にてたっぷりと寄席を楽しみます。
池袋の八月下席は柳家三三師匠・林家正蔵師匠による顔付でプログラムが組まれる興業がおこなわれます。ふたりの師匠の安定してウイットにとんだ演目、ときにはあまり高座にかからない演目など披露されることもあり、また個性のある演者も拝聴できるので、否が応にも期待が高まります。

開口一番は「本膳」ひさびさ拝聴した演目で、前座さんもしっかりやりとりが明瞭でなかなか聴けました。(「本膳」ってこんな噺かって)
「さよなら、たっくん(新作)」「お菊の皿」「短命」「山号寺号」三三師匠「法事の茶」、中入り後「北斎の娘」「たがや」主任・正蔵師匠「雛鍔」にて終演
色物さんも(先週につづいて)俗曲で小菊師匠、アコーディオン漫談で遠峯あこさんと少数精鋭ながらいきいきとした面々で、なかなか充実の寄席芸となりました。
ひさびさ拝聴した「法事の茶」。なんでもインドからのおみやげでいただいたお茶の葉が奇想天外にあれこれ事をおこすSFチックな噺のスジで、三三師匠ですからウイットにとんだくすぐりを入れつつ、観客もおもしろおかしく噺の世界に引きずりこんで、みごとにオチを迎えました。
演者と比較的近い観客も反応が良くて、池袋ならではの一体感が味わえてとってもよい八月下席となりました。